離婚して子どもの親権を得るには?

離婚をして親権を得る方法に絶対はありません。しかしながら、我が国では、圧倒的に母親がそれを得ることが多いといえます。それが、たとえ母親の不貞行為によって離婚が成立したとしてもです。ですから、基本的には父親がそれを得ることは難しいといってよいでしょう。ですが、状況によってその確率は変わってきます。では、男女共にどうすればより親権を得る確率を上げることができるといえるのでしょうか。

まずは母親の場合からです。こちらは父親に比べればずいぶんと楽だということができます。仮に収入のない専業主婦であったとしても、離婚後に働く目処があれば、養育費をあわせれば生活はできるでしょうから裁判では有利だといえます。ですから母親の場合は、やってはいけないことに気をつけることで、よりその後子どもと暮らすことができる確率をあげることができるといえるでしょう。

これはどういうことかというと、つまり、子どもにたいして害になることをしなければよいということです。確かに母親の不貞行為は親権の獲得には影響しません。ですが、浮気している間にほったらかしておいたとか、外泊してその間ろくに食事も与えなかったということが露呈すれば、裁判では不利になります。もちろん虐待をしていたとなれば裁判ではかなり不利になるといえるでしょう。ですから、仮にそれらのことを行っていて、確たる証拠がある場合親権を得ることは難しいといってよいです。

一方、父親の場合はどうでしょうか。父親の場合は、父親が仕事をしていることのほうが多いため、子育てに時間をかけられないということが前提になることが多いといえます。ですから母親に比べれば最初から不利だといえるのです。そう考えると、子育てに時間をかけられず、さらに虐待などをしていたとなれば、状況は絶望的なものとなります。

ただし、離婚後も仕事を続けるが、両親などに子育てを手伝ってもらえるということであれば、それが裁判の時に有利に働くということも考えられます。しかしながら、子どもが小さければ小さいほど、母親の手を離れるのは難しくなるでしょう。とくに母乳で育てている赤ちゃんの場合は、急に母親から引き離すということはできません。ですからそういった場合も父親は不利だと言わざるを得ません。

しかしながら、子どもが小学校高学年以降に離婚するのであれば、本人の意思も重要になってきます。そして、この場合に母親が子どもを蔑ろにしていた証拠があれば、親権を得ることができる確率はかなり上がるといえるでしょう。